キジ島
ロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ島。キジ島は、ロシア正教会の美しい木造教会建築群で知られる。1960年、島全体が木造建築の特別保存地区に指定され、ロシア全土から様々な木造建築が移築された。1990年、これらの建築群がユネスコの世界遺産に登録された。ロシアでも有数の観光地である。 キジ島へはペトロザヴォーツクから高速船で行くのが一般的である(1時間強。冬季はオネガ湖が氷結し運休)
Wikipediaより
ルーマニアのバイア・マーレで木造教会群を知ったとき、そのレトロな感じと田舎な感じに感動を覚えてもっと見たい、もっと知りたいとおもったのが、キジ島を知ったきっかけだった。いつかは行こういつかは行こうと思っているうちに行く機会がズルズルと伸びって言ったがようやくこれた。
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朝は晴天だったのにキジ島へいく船に乗る時間になると雲がどんどん増えていった。うーん結構天候には好かれることが多いのに。
時間通りに船は出港し、1時間ほどでキジ島に着く。もう晴天は残りわずか。
急いでいこうとするが、木造教会までの道のりが長い長い、そして途中にあるチケット売り場の対応が遅い遅い笑。とりあえず、1番見ごたえがある教会は青空とセットで写真を取りたかったので、急いでみた。
ようやく見えてきた顕栄聖堂とよばれるプレオブラジェンスカヤ教会 。たしか現在改築中で正直改築が終わってから行こうと思っていた。でもある日キジ島のライブカメラで教会の様子を見てみたら、ほぼほぼ完成していた。いきたいと思ったときが行くとき!という信念なので、こうして来てみたというわけだ。
キジ島のHPでキジ島のライブカメラが見れます⇒http://kizhi.karelia.ru/index_en.html
長年見たいと思いようやくやってきたキジ島の木造教会!
正直下から見る分には改築工事は終わっているように見える。特徴的な玉ねぎ頭の木造教会。ルーマニアではとんがり帽子だったため、これはかなり新鮮だ。意外に新築状態の木造教会のほうがレアかもしれない。天気には恵まれなかったけど・・・
実際中にはいってとんがり帽子の塔には登れるので登ってみると改築工事途中なのはよくわかりました。でも2020年中には終わるって話だし、ほぼほぼ終わりかけだと思います。
こうやってみると繊細な作りをしてますよね。
下に降りて今度は平野から全体を見渡してみるとゆったりとした田舎の雰囲気にとてもマッチした木造の家屋や教会が時間を止めているような間隔にさせてくれる。ロシアで育ったわけでもないのに、なぜか懐かしいような。
晴天だったらかなりの絶景に間違いなし!船があと一時間早く出ていれば!と思わざるを得ないもののこれも旅の醍醐味。自然は思い通りにはならない。とりあえず、和やかなこの田舎の風景を楽しみながらぐるっと回ってみた。
意外に曇りは曇りでこの木造の建物に歴史を言う重みを与えてくれているような気もしてきた笑
周りを少し歩いていると軽快なでも神聖な感じの鐘の音が鳴り響く。トンガリ帽子の小さな教会で鐘を鳴らしているらしい。ロシアを旅中このリズムの鐘の音は何度も聞いた。これがロシア正教の鐘のリズムなんだろうか。ちょっと風の音で聞こえにくいけど、撮ってみたので頑張って聞いてみてください。優しいような神聖なような不思議なリズムの鐘の音です。
そう、キジ島といえばここまでの写真は誰もが撮っている有名な部分。でも知ってました?キジ島って島なんですよ。人が住んでいて集落もあります。いわゆる観光スポットは入り口からみて右側なのですが、左側に進んでいくと・・
実はまだ観光地。さらに奥へ進んでいくと
村があったりします。
意外にキジ島にも泊まれるスポットもあるみたい。ただ思っているより全然広いので、歩くと結構な距離です。一応端まで歩いてみましたが流石に疲れました。それから船が出る時間もあったので港に向かいます。やはりお盆とはいえ極北に近いカレリア共和国はとても寒い。港に戻ってスープとカトレアで温まりました。芯からあったまる~
そしてお土産屋が港にあるのですが、ここでついにイヴァンチャイをゲット!いやー良かった。お値段は電車であった女の人は高いって言ってたけど、1000円はしないくらい。普段いろんな紅茶を買っている僕からすればリーズナブル!
一周回ってから気づいたけど、キジ島のマークって結構かわいい。
曇りではあったけど、かなり満足の行くキジ島ツアーでした。なにより絶対来たいと思っていた場所にこれたのが嬉しい。曇だったけど・・・笑
それから街に戻り、またカレリア共和国の料理を食べに行き、ホテルで身支度をし夜の電車でサンクトペテルブルクへ向かいます。
次はサンクトペテルブルク編