世界一周や長期の一人旅をやってみたい、行く予定という方はたくさんいると思います。僕もその中の一人でしたし、必ず世界一周をするとお金もためてきました。
そしてお金もたまり、他の方などのブログを入念にチェックして飛行機のチケットを買って、予防接種を受けて、海外旅行保険にも入って免許の早めの更新もして海外転出届もだして準備万端でいざ初めての街・アルゼンチンのブエノスアイレスについてたとき思いました。
あれ?勢いよく準備万端のつもりで出てきたけど、これからどう行動していけばいいんだっけ?
そうです。いろいろなブログやサイトで調べると世界中のキレイな景色、不思議な体験や海外の方との交流などたくさんの楽しそうな事が書かれていますが、単身日本から出てきて旅人の知り合いもいないという方も少なくはないはず。そういった方は旅に出てどう行動していけばわからないと思います。
今回は世界二周経験者でオーストラリアでのワーキングホリデーやフィリピンでの英語留学、スペインでのスペイン語留学などを経験した僕が右も左もわからない初心者旅人へ旅に出たらどう行動していくのかのいろはをお伝えできたらと思います。
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基本的な旅の進め方
人それぞれあると思いますが、世界一周や長期旅に出た方でルートまで完璧に決めている方は少ないかと思います。世界一周旅行券などを買われてた方も大きなルートは決まっているものの、例えば一つの国に入って出るまでの詳細はなかなか決めていないものだと思います。
ですのでまずは一つの例として僕の旅の進め方をフローチャートにして書いてみました。ちなみに僕は沈没はしないタイプですので、沈没を良くする人には向かない行動の仕方です。
旅人用語:沈没…1つの街に居着いて長期滞在すること
僕の旅の進め方
まずは一つの街に着く前からどう行動していくのかを1セットで簡単に書いていきます。
- 次に行く街の宿を決める
- 街についたらまず宿へ向かう
- 宿についたらできれば地図をもらう
- 大体の滞在数と次の行き先が決まっていればその移動チケットを買いに行く
- 次にその街に来た目的を果たすためにツアーの申し込みなどをする
- 目的(ツアー)の日まで街歩きと情報集め
- 目的を果たす
- 次の街へ
という感じで行動していました。完全に風の吹くままにという旅人らしくはないかもしれませんが、旅では僕はこの行動の仕方がぴったりきていたので詳しく説明していきます。
次に行く街の宿を決めよう
正直これはマストです!
旅に出たことない人はもしかしたら街についてから宿って探すんじゃないの?と思っている方もいるかも知れません。もちろんそんなこともありますが基本的に僕は避けていました。理由としては
- ボッタクリ宿に連れて行かれる可能性
- 連れて行かれた宿がよろしくない可能性
- そもそも見つかるかどうかもわからない
といった場合が考えられます。インドなどは宿を決めてても全く違うお高い宿に連れて行かれることも多くボッタクリじゃなくても運転手などがマージンをもらえる高いホテルや宿に連れて行かれる可能性があります。
またどうにか見つけた宿がシャワーが壊れてる、Wifiがない、市内から遠いなど良くない可能性も高いです。
というかそもそも都合よくインフォメーションや宿引きの人がいるとも限りません。そういった場合も考え事前に次の街の宿は決めておくべきでしょう。僕は最初南米では宿を2,3個目星をつけて次の街へ行ってましたが、予約したほうが効率がいいことがわかりヨーロッパからは予約していました。
ちなみにヨーロッパは宿の予約必須です。いきなりいってもほとんど空いていないことがあります。大きな荷物を持って宿探しは正直めんどくさいです。
おすすめの宿探しサイト
まずはBooking.com。世界一周していたときはともかく今はこれしか使っていません。ただその他にもおすすめのサイトがありますのでいくつかご紹介します。HostelWorldなんかは最たる例でバックパッカーではこちらを使っている人が多いです。僕も旅中は主にこっちを使っていました。またヨーロッパのバックパッカーはほぼこっちを使っていました。
- Booking.com:とりあえずここで探しておけば見つかる
- HostelWorld:バックパッカーはこっちを使うことが多い、特にヨーロッパ人
- TripAdvisor:観光地など観光面も調べられる
- AGODA:意外にここにしかないホステルやホテルが有る
といった感じです。他にもキューバなどはもともと民宿で、アメリカとの国交回復がなって最近ホステルができ始めたのでまだまだ登録などは少なく専用のサイトがあります。
街についたら宿へ向かう
街についたら宿へ向かうのですが、そこで悩むのが歩いていくか、公共の乗り物で行くか。そこで事前に調べておくことは
- 街についてからホテルまでのバスのルート(何番のバスに乗るかとか)
- タクシーの場合は大体の相場
- 歩いていく場合は住所のメモとマップアプリへの登録
グーグルマップやマップスミーの効率の良い使い方はこちらの記事へ。
タクシーなどは高いですが、距離や交渉によっては全然ありです。ただ南米などではタクシー強盗などもあるのでそこは注意すればなんとかなるものではありませんが注意しましょう。
大体のバックパッカーは5kmくらいなら歩いて向かいます。ただバス停近くや空港周りは治安が悪いこともあるのでそこは事前に調べておきましょう。海外は基本的に道に名前があってその道の何番という形で住所がなっています。
もうだめだと思ったらタクシーを捕まえて住所のメモを見せましょう。これで宿には向かえるはずです。ただ要注意がマップに出てくる場所に100%その宿があるとは限りません。
僕も何回かあったのですが、住所でマップに読み込ませてGPSを頼りに向かったら何もない。結局地元の人に聞きながらホテルを見つけたことがあります。結構小さなホステルなどだといい加減だったりもしますのでご注意を!
宿で地図をもらい情報集め
ホテルやホステルは実は街のインフォメーションやツアー代理もやっていて基本的に有名なツアーなどはホテルやホステルで申し込める場合が多いです。
またマップを用意しているところも多くフリーでもらえるので一応もらっておきましょう。またツアー代理などをやっていなくてもツアー会社やその町の名物やレストランなどをホテルやホステルの人から聞いておくのが1番効率がいいです。
また日本人宿といわれる日本人御用達のホステルも世界各所に点在しています。そこには情報ノートと呼ばれる昔ならではのその街や近くの街の情報が書かれたノートがある場合が多いです。目を通してマイナー情報を知っておきましょう。
旅人用語:日本人宿…世界各所にある日本人が経営していたりして日本人が集まりやすい宿(ほぼ日本人しかいない)
旅人用語:情報ノート…主に日本人宿に置いてあるノートで街や国の情報が書かれている。実際に経験した人の情報の塊で意外に役に立つ
また宿にはだいたい憩いの場というか人が集まる場所があるので、そこに行って他の人から情報を集めてみるのもいいでしょう。また人数が集まらないと行けないツアーでの人集めをしている人がいてそういったツアーは希少だったりするので、たまり場に顔を出しておくのもおすすめ。基本ホステルはバックパッカーしかいないので情報が溢れていますが、要コミュ力です。
あと人によるかもしれませんが、日本人宿で日本人から情報を聞くのもありですが日本人宿はだいたいグループというか出来上がっていて仲間に入りづらい場合も多々あります。日本人宿以外で日本人に会うと少ない日本人で妙な連帯感でコミュ障でも話しかけやすいです(コミュ障談)
街歩きやツアー参加そして次の街へのチケット
情報を一通り集めて大体の滞在日数が決まったら街を出るチケットを買っておくのが定石です。なぜならバス移動や飛行機チケットの場合は予約制で移動したい日に買って乗れるということもありますが、あまり期待しないほうがいいでしょう。
飛行機チケットの手配
皆さん知っての通り飛行機チケットであればスカイスキャナー を見ておけば間違いないでしょう。ここが1番優秀ではありますが、他にも航空チケットがどこが安いのか比較もしてみましたのでよろしければこちらの記事も読んでみてください。
バスチケットの手配
バスチケットの手配はホテルやホステルのカウンターでできる場合もありますのでまずは聞いてみましょう。
できないようであれば長距離バスの停留所に向かうか、街によってはバスのりばまで行かずともバス会社が近くにあってそこでチケットを手配できる場合もあります。
基本的に長距離バスは深夜移動にしておけば宿代も節約できるため、夜移動する旅人が多くいました。大体30分くらい前には初めてのバス乗り場には着いておくようにしましょう。どの乗り場から乗るか意外と迷います。
- チケットはホテルのカウンターで還ることもある
- 基本はバス乗り場でチケットを買う
- バス会社がホテルの近くにあってチケットを買える場合がある
バス乗り場はスリや荷物の間違いなどが起こる場合があるのでよく注意しておきましょう。またお弁当付きのバスが多いですが、バス会社によってレベルが全然違います。おやつが出るところや飲み物が出るところもあります。トイレは基本ついていますが時間帯によって使うのが禁止だったり、大きい方は駄目ということもあるので要注意!
ツアーなどの申込み
ツアーなどの申込みもホテルやホステルのカウンターでできることも多いです。バックパッカーによってはより安いところを見つけるためホテルも旅行代理店など色々回る人がいます。
ツアー会社によって同じ場所に行くのに寄るレストランが違ったり他による場所があったり、値段なども変わってくるので何個か回ってみるのがおすすめ。またホテルにピックアップにきてくれるのか自分で指定の場所に行かなくてはいけないのかも要チェックです。
ここでアドバイスですが、ツアーが正直1番海外の方と仲良く慣れるチャンスです。僕も海外の友達はほとんどツアーかホステルのイベントで出会いました。総人数ツアーで喋る機会が多く仲良くなったり、ホステルである言って人数集まらないと行けないツアーで人集めをしている人がいたり、ホステルのスタッフによる食事会やパーティーなどイベントがあったりとそれらは友達を作りやすくなっています。
- ツアー会社はいくつか回ろう
- ホステルでツアーを申し込めることもある
- ツアー内容時間ピックアップの有無は要チェック
- ツアーやホテルのイベントは友達を作りやすい
街歩き
街歩きは人それぞれ注目するものが違うのであまり迷うことはないかもしれません。こちらは旅の情報ノートや他の人のブログから情報を得られます。急に行きたい場所ができたり、面白いものを見つけれたりと情報集めと街歩きは旅の醍醐味です。
大体街歩きといえば名物料理が食べれるところ、市場、ショッピングセンター、カフェ、町並み、美術館、教会、高台などが大体のスポットです。旅人によっては一番安い屋台を探すとか、サッカーやっている人に混ざってサッカーをやったりしている人もいました。
ただ1番治安を注意するのも街歩き。フィリピンなどではストリートチルドレンにナイフを突きつけられたり、ブエノスアイレスではレティーロ広場でカメラを強奪されたり、インドではノリよく現地の人について行ったら軟禁されて20万以上盗られたりした人もいました。また夜に一人で歩くのはあまりおすすめできません。
事前にホテルの人やタクシーの運転手などから治安の悪い場所などは聞いておくようにしましょう。また裏路地などは基本的におすすめしません。
次の街へ
次の街へ行く手段が飛行機にせよ、バスにせよ乗り場まで行く方法は事前に調べておいて、ホテルやホステルからタクシーを呼んでくれるかどうかも聞いておきましょう。
もちろん歩いていける範囲であれば歩いていきましょう。ただ時間には余裕を持って!海外だからとなめていると意外にバスは時間通りに出発します。また僕だけかもしれませんが、午前と午後を間違えないように気をつけましょう。昼の1時かと思っていたら深夜1時だったことが僕はありました。
まとめ
今回は旅人初心者のための旅の仕方を説明してみました。意外に急にぽっと自由になるとどうすればいいのかわからない事があると思います。ましてや初めての国で知らない言語で文化や常識まで違うんですから当たり前です。
パターン化してもつまらないですが、旅になれるまでは今日お話させていただいた方法で旅してみるのもいいかなと思います。
フィリピンでの英語留学などはまた別記事を書いていますので、留学の場合はこちらの記事をどうぞ