国別情報の今回はエクアドルの旅の仕方です。エクアドルの物価や治安、安宿、おすすめスポットなどをまとめました。さらっとエクアドルのことを知るならこの記事ですぐに分かります!
エクアドルは赤道直下にある国で、海にはガラパゴス諸島、奥地には有名なアマゾンなど自然が豊富な国です。特にガラパゴス諸島はそこでしか見ることのできない動植物がいて貴重な体験ができます。進化論を唱えたダーウィンもこの島で進化論説の着想を得たと言われるほどの特徴のある島です。
今回は世界二周経験者でオーストラリアでワーキングホリデー、グアテマラでスペイン語留学、フィリピンで英語留学も経験している僕がエクアドルについて実際に経験したことや聞いた情報などを踏まえてとことんお話します。
一人旅の仕方はこちらへ
[outline]
エクアドルの物価・通貨・言語・服装情報
エクアドルの物価
エクアドルは物価がとても安い国です。そして使われている通貨はUSドルというなんとも面白いところですが、お札はUSドルですが、コインは独自のものを使っています。
エクアドルを含め物価が安い国全般に言えることですが、100ドル紙幣や50ドル紙幣など高価な紙幣は支払いで使っても拒否されることがあります。理由はお釣りがないから。できるだけ細かくして持っておくのおすすめします。
エクアドルの言語
エクアドルの公用語は南米の例にもれずスペイン語となります。基本的にスペイン語が喋れれば困ることはありません。ただスペイン語を喋れる人もそこまで多くないと思いますので、下の記事がお役に立てるかと思います。
正直スペイン語は英語より覚えるのが簡単で、発音も日本人に馴染み深いので「Rの発音」以外日本人でも初めて喋っても通じないということはありません。
エクアドルの気候・服装
エクアドルも南米らしく山もあれば、平地、熱帯雨林もあり場所によってまったく気候が違います。キトなどの高山地帯は夜や夕方など羽織るものが必要ですが、昼間は直射日光が痛いほどです。太陽が出ているかいないかで体感温度が違うので太陽が出ていないときは羽織るものを用意しましょう。
アマゾン地方は皆さん思い描く通り熱いし湿気もあります。寒いと感じることは朝方でもあまりありません。
行く場所によって全く機構が違うので気をつけましょう。ちなみに上の天気ではプエルトアヨラがガラパゴス諸島となります。
エクアドルの街別情報【宿・スポット・治安】
まずは一言でいうと、世界二周した中で僕が一番危なそうだなと思った街がエクアドルのキトでした。詳しくはキトの情報でお話しますが、目の前で強奪が起こったり、夜は誰も歩いていなかったりと肌で危なさを感じることができる街でした。
もちろん対策などもありますので、そこはご紹介していきたいと思います。そして一番最高と思った場所の一つはガラパゴス諸島でした。これは動物好きということもあったかもしれませんが、のんびりとした雰囲気が最高で隠居したら住みたいと思っています。
そんあ危ない街と最高な街が存在しているエクアドル。あまり多くの街に行っていないのですが、僕が行った街についてご紹介していきたいと思います。
エクアドル最大の都市・グアヤキル
ガラパゴス諸島の玄関ともいわれるグアヤキルはエクアドル最大の都市で治安もエクアドル1危ないともされています。
僕は勘違いをしていたのですが、ガラパゴス諸島の玄関口と言ってもツアーなどがあるわけではありません。グアヤキルからガラパゴス諸島へ行く飛行機がたくさんあるということです。
グアヤキルの安宿
有名なのはHOTEL DELICIAという地球の歩き方にも乗っているホテルです。
住所:エクアドル 〒090312 グアヤキル
料金:6ドル
全体的に薄暗く、Wifiなしでシャワーが水というthe・安宿といった形でした。あまりおすすめはできませんが、とにかく安い!のが魅力です。
おすすめなのがこちら!
Casa Michael住所:7ma Peatonal 2 NE, Guayaquil 090509 エクアドル
料金:9ドルくらい
グアヤキルのおすすめスポット
グアヤキルは都会!といった感じでグアヤキルを感じるスポットというものはそんなにありません。そんな数少ないスポットをご紹介していきます。
セミナリオ公園
この公園いきたらまずその異変に気づくでしょう。公園中はどこもイグアナだらけ。そして鳩。イグアナと鳩がこれだけいる公園は世界広しといえどここだけのはず。イグアナと戯れること?のできる公園です。グアヤキルにきたら必ず向かっておきましょう。
マレコン2000
ここは河川敷のようなゆったりとした遊歩道です。多くの市民の憩いの場ともなっており、観覧車や屋台などもでていて歩くだけでもグアヤキルの人たちの生活を垣間見ることができ楽しいです。基本観光スポットは国や街が総力を上げて治安維持を徹底しているため、少しは安心できます。
サンタアナ丘
ここは治安が良くなりはじめて注目を伸ばした展望スポットです。僕は時間的に行けなかったのですが、街を360度見渡せる丘でグアヤキルの街を一望できるスポットとして有名です。治安が悪いと言われる地域に近いので行く場合は注意していきましょう。
グアヤキルにきたら絶対食べたいグルメ
これはなんといってもカニです。スペイン語ではカングレホ。
マングローブカニがまるまる一杯でてきて木槌で叩いて割って食べます。これで3ドルしません。グアヤキルの名物にもなっているので是非食べてみましょう。味もちゃんとカニでとっても美味しいです。名物なので基本的に探すのに苦労はしません。どこでもあるイメージです。
赤道直下の首都・キト
エクアドルの首都のキト。ここは旅中散々危ない街という話を聞いていた街でした。とはいえ危ないのは物価の安い旧市街の方で新市街はそれほどでもなかったと新市街に滞在していた旅人は言っていました。
キトの治安
人によって物価の安い旧市街に滞在するか、安全な新市街に滞在するか分かれると思います。ペルーのリマもそうですが、大抵新市街のほうが治安が良いので。ただ旧市街は物価が安いだけでなく見所や旅の醍醐味みたいなものも詰まっています。どちらを選ぶかは自由ですが、旧市街と新市街間は歩いてもバスでも移動できますので不安なら新市街に滞在しましょう。
ちなみにタクシーなどに乗ってもセントロ(旧市街)は危ないからノルテ(新市街)に滞在したほうがいいと言われました。
キトでの危ない話を幾つか上げると
- 目の前で女性の人がアクセサリーを強奪された
- 旧市街の広場でPCを広げたらサッと盗まれていった
- バスに乗っていて降りたらかばんが空いていてカメラがなくなってた
- 泥棒宿という物がなくなりやすい宿がある
- アジア人差別がペルーを超えたアタリから強くなる
順を追って簡単に説明と僕が気をつけた対処法をお話していきます。
旧市街から新市街に歩いていた時横をサッと黒人の人が走っていったかと思うと、おもむろに前を歩いていた多分観光客の女性のペンダントを外して奪い取って言ったのです。女性も叫びますが、一瞬すぎて犯人は素早く姿を消しました。これは僕がよく治安で注意をしている人通りの多い大通りで真っ昼間に起こったことです。はっきりいって信じられませんでした。これは正直対処不可能です。
次は聞いた話を2つ。仕事でキトにきていた人が旧市街の観光スポットの目の前の広場で仕事でしなくてはいけないことがありパソコンをかばんから取り出して開いたそうです。その瞬間現地の人にパッと盗られて逃げ去られてしましました。それも真っ昼間で周りには人や観光客が沢山いた状態だったそうです。仕事できていたということは旅慣れていなかったのかもしれません。例えどんなところでも南米の出先でPCや携帯をおもむろにいじるのはやめましょう。
そしてある旅人夫婦からきいた話ですが、キトで観光スポットの移動は基本的にバスでするのですが、結構バスが混んでいることがあります。混んでいるバスに乗り込んで目的地で降りた時いはかばんが空いており、カメラが忽然と消えていたそうです。基本的に乗り物などはかばんはお腹側に。もっと言うならジップに鍵がかけられるタイプがいいです。僕もキトだけは面倒でもリュックのジップに鍵をかけていました。
次は泥棒宿といわれる場所です。これは正直真偽は定かではありませんが僕が滞在中に起こったことです。後でご紹介もする有名な安宿がキトにはあります。HOTEL SUCRE。ここに滞在していた台湾人のカメラがなくなりました。散々探したのですが、見つからず警察沙汰にもなりましたが台湾人たちはこのホテルのオーナーにとっても親切にしてもらったため諦めて警察にも帰ってもらったそうです。本当にこのホテルの従業員またはオーナーの仕業なのかは闇の中ですが、このホテルは物がなくなるという話は旅人の間では噂になっています。
できるだけかばんからものを出さずに空室にするときはかばんに鍵をかける又はワイヤーのスーツケースカバーをつけておきましょう。僕もキトだけはワイヤーロックを使っていましたが、基本海外ではスーツケースは鍵をしてでかけています。
また南米では中国人が非常に嫌われていて差別をふくめて”チーノ”と呼びます。南米全体で日本人だろうがなんだろうがそのように町中で呼ばれることがありますが、ペルーより北側はさらに頻度がましてチーノと呼ばれました。これは完全にスルーするのが一番です。日本人と説明してもいいですが、基本彼らは差別したいだけですので無意味です。
キトの旧市街は基本的に夜になると忽然と人が消えます。つまり住民でさえ歩き回りません。それがどういゆうことかわかりますよね。ブエノスアイレスでもリマでもラパスでも夜それなりに人は歩いていましたが、首都なのに夜に人がほぼいないというのはそれくらい危ないということです。できうる最大限の警戒をこの町ではしましょう。
キトの安宿
先程もご紹介した泥棒宿疑惑のHOTEL SUCREです。
住所:Cuenca, Quito 170401 エクアドル
値段:シングル7ドルくらい
正直旧市街に滞在する上でここよりいい立地は中々ないでしょう。聖フランシスコ教会の隣で同時に多くの日本人の旅人が集まる日本人宿っぽい感じもあります。
これ以上安いホテルはないくらいの安宿。Wifiは部屋や場所によって街に飛んでるフリーWi-Fiを拾えます。シャワーは熱くなったり冷たくなったりと安定性ゼロ。安さが非常に魅力的ですが、荷物は気をつけよう。
さすがに泥棒宿はいやな方や評判などを気にするのであれば、旧市街ですがこちらがおすすめ
The Secret Garden住所:Calle, José de Antepara E4-60, Quito 170136 エクアドル
料金:1412円~(ドミトリー)
新市街になるととたんに高くなるので旅人としてはおすすめができません。地図上でミラフローレスという地区が新市街です。
キトのおすすめスポット
赤道記念碑
実はエクアドルというのはスペイン語で赤道という意味があります。そしてキトはまさに赤道直下ということもあり赤道記念碑というものがあります。ただ小話ですが、赤道記念碑は若干赤道の0度からずれています。
住所:Manuel Cordova Galarza SN, Quito, エクアドル
本当の赤道0度はこの隣にある赤道博物館にあります。ここは絶対に行ってみましょう。赤道でしか見られない様々な実験を見ることができます。
ヴォト国立大聖堂
住所:Quito 170130
こちらはキトで「バシリカ」といえば通じます。普通の教会のように見えますが、実はこちらのバシリカ上まで登ることができます。しかもゲームなんかのように屋根裏や急な階段などを登って上まで向かうので中々アトラクション的で楽しいです。
4月ならセマナ・サンタというお祭りがある
スペイン系の国だと大体あるのかもしれませんが、キトのセマナサンタ(聖週間)は有名です。セマナ・サンタというのはキリスト教の復活祭のことでスペイン版イースターといったところです。
キトのセマナ・サンタは街の至るところでイベントやパフォーマンスが行われていて、一週間楽しむことができます。特に終盤は旧市街の聖フランシスコ教会の広場で演劇が行われます。実はホテルスクレをおすすめする理由は聖フランシスコ教会の隣でこの演劇まですぐそこです。
街中を仮想した人たちが歩くのですが、ホテルスクレからはその行列をホテルから見ることもできて最高の立地となっています。
キトのセマナ・サンタはとっても楽しく面白い文化を感じることができるので、タイミングが合うのであればぜひとも楽しみましょう。このときは夜でも人がいることが多いです。ただその分人が増えスリなども増えますので注意しましょう。
エクアドルの奥地にアマゾンへ向かうツアーも多数ある
ブラジルで有名な熱帯雨林のアマゾンですが、エクアドルの一部にも広がっています。ですのでエクアドルからもツアーでアマゾンへ向かえます。ツアー会社は基本的には新市街のアマゾネス通りに連なっていると言われており僕もそこで見つけました。
あとはホテルにピックアップにきてアマゾンへ向かいロッジなどで泊まりながらアマゾンを楽しむことができます。お値段は200~300ドルくらいから探すことができます。
アマゾン川で泳いだり、夜のアマゾン川へ出向いたり、歩きまわったり、シャーマンに会いに行ったりと中々濃い内容ですのでかなりおすすめできます。
動物の楽園・ガラパゴス諸島
数々のここでしか見られない動植物があると言われるガラパゴス諸島。ゾウガメやウミイグアナなどが有名ですが、他にも様々な珍しい動物たちがいます。
また動物だけではなく海が本当に綺麗で景色も最高です。全体的に島ならではののんびりとした時間が流れておりガラパゴス諸島の入り口の街プエルトアヨラなどは誰もがゆったりと過ごすことができるでしょう。
ただ物価は高め。空港からプエルトアヨラに向かうのも船やバスなど3ドル位かかります。さらに食べ物もスーパーに買いに行っても全体的に高め。エクアドルの基準で考えないほうがいいです。
さらに外国人であれば入島料100ドルとグアヤキルの空港でツーリストカード料金10ドルがかかりますが、絶対に行ってほしい場所です。
ガラパゴス諸島は諸島というだけあって幾つかの島からなっている場所で、ツアーなどで各島にむかって色々な場所や動物・遺跡などを回っていきます。島ごとにツアーが組まれており、プエルトアヨラでツアーを申し込むことができます。ちなみに各島も入島料があります。
ガラパゴス諸島・プエルトアヨラの安宿
安宿と書いていますが、まったく安宿ではありません。
Hostal El Pinzón住所:エクアドル Puerto Ayora
料金:2614円(ドミトリー)
基本的にどこも高いのでこのお値段で最安です。最安ですが、評価も高くおすすめ。
プエルトアヨラの街で一押しスポット
プエルトアヨラの桟橋とその前の広場
必ずここには来るとは思いますが、是非ともきていただきたい時間帯は黄昏時の夕方頃。
海から見える夕日はもちろん綺麗ですが、夕方ころにここに集まる住民たちののんびりとバレーをやっている感じがなんとも島ならではの雰囲気を感じます。夕方はここに来てのんびりとしましょう。
ここでも沢山のカニやウミイグアナ、ペリカンやカツオドリなどを見ることができます。
タートルベイ
ここは絶対に行きましょう。現地の人にもおすすめされるほどの場所でプエルトアヨラの街から歩いて向かうことができます。
タートルベイは輝きが眩しいほどの真っ白い砂浜ときれいな海のコントラストが絶景のスポットです。砂浜を歩いているとアシカが休んでいたりとゆったりとした時間をこちらでも感じることができます。
ただ波は高めなので泳ぐ場合は気をつけましょう。
他にもチャールズ・ダーウィン研究所などがありますが、ここは言ってみるのをおすすめはしますが、僕のおすすめスポットではないです。とはいえまず中々見れないリクイグアナなどが見れたりします。リクイグアナはクリスマスの時期にはクリスマスカラーと言われる赤と緑の色になるそうですよ。
各島のツアー
各島のツアーはプエルトアヨラの街で申し込むことができます。お値段や内容などはツアー会社によく聞きましょう。基本的にはゾウガメの育成所や遺跡やビーチなどを回ります。ボートで海に出たり泳いだりするものもあります。
ツアーは各ツアー大体60~100ドルくらいです。
海ではイルカに遭遇したり、島でゆっくりと休んでいるアシカに大空を大きな翼で滑空しているグンカンドリなど沢山の動物にも遭うことができます。動物好きであれば興奮しっぱなしです。
まとめ
エクアドルは日本人にはあまり馴染みのない国かもしれませんが、誰でも聞いたことのあるガラパゴス諸島やアマゾンなどの大自然があり、治安が悪いと有名なキトも沢山の面白いスポットなどがあります。
物価が安く旅もしやすいエクアドルはキトやグアヤキルの治安だけは十分すぎるほど気をつけておけば楽しい旅が楽しめます。
- 4月のセマナ・サンタはキトで見よう
- 意外とアマゾンにも行ける
- ガラパゴス諸島は絶対行くべき最高のスポット
- グアヤキルはイグアナ公園とカニ
ではよい旅を!