ウイスキーと言えばスコットランド、そしてその中でも最近入手すら難しくなってきているボトルの一つスプリングバンク。その蒸留所があることでも有名なキャンベルタウンに行ってきましたので、おすすめのホテルや蒸留所の巡り方などをお話します。
世界2周した元バックパッカーで現会社員パッカーが旅人目線でスコットランド旅行についてお話します。実際に目で見て現地の人に聞いた情報などもありますので、キャンベルタウンでウイスキー蒸留所巡りをしたい方やウイスキーを買いたい方必見。
これを読めばキャンベルタウンでの立ち回りはバッチリです。
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為替:円↔ポンド(GBP)
キャンベルタウンへの行き方
まずは何よりキャンベルタウンに行かなければお話になりません。キャンベルタウンに行くには次の方法があります。
- 日本からグラスゴーへ飛行機で、それからバスでキャンベルタウンへ
- 日本からグラスゴーへ飛行機で、そこから更に飛行機でキャンベルタウンへ
- 日本からグラスゴーへ飛行機で、そこでレンタカーでキャンベルタウンへ
- 日本からロンドン・エディンバラへ飛行機でそこから飛行機やバスでグラスゴー・キャンベルタウンへ
一番早くキャンベルタウンへ行けるのはもちろんグラスゴーシティーへ行き飛行機で更にキャンベルタウンです。僕もその方法でチケットをとっていましたが、
グラスゴー空港からキャンベルタウンへの飛行機が強風のため欠航
なんていう自体に!よくあることではありませんがスコットランドではたまに起こります。珍しいことではないようですのでそうなる可能性も考慮しておきましょう。
その場合はバスで向かうことになります。グラスゴーからキャンベルタウンへの最終バスが16:30位なので飛行機が欠航しても乗れるようにしておきましょう。
飛行機チケットとバスチケットの買い方
- 飛行機チケットはスカイスキャナー(過去には格安チケット比較記事書いてます)
- バスの情報はCitylinkへ(キャンベルタウン行きバスはこちら)
キャンベルタウン基本情報
キャンベルタウンは小さな港町でそれほど危ない感じがする街ではなかったです。治安はかなりいいと思います。街には大きめのスーパーと言えばCoopとTescoがあるので節約する場合はこちらで食料などを購入しましょう。
基本どこでも何でもVisaPaywaveが使えるので正直現金は全く使いませんでした。日本で作れる便利なプリペイド式VisaPaywaveカードGaicaはこちらの記事でおすすめしています。現金を持たなくていいのでATMで降ろしたり通貨の違いに困ることはなかったです。
Wifiは湾沿いにFree Wi-Fiがありましたし、ホテルなどにも基本的にあります。
ホテルに関してはシャワーが少し曲者で電気シャワーなので上から火災報知器のような紐がぶら下がっている場合が多いのでそれを引いてスイッチオンにしてからお湯を出し少しすると水からお湯に変わるシステムが多そうです。水の勢いは強くはないです。
そして気温ですが7月頭で寒がりの僕は長袖にパーカーを羽織ってちょうどいいくらいでした。とにかく羽織れるものは必須だとおもいます。ただ夜10時くらいまで明るいので急激に寒くなったりはしない感じでした。
キャンベルタウンでの滞在先ホテル
キャンベルタウンを歩いた感じホテルが少々とホステル(バックパッカーズ)もいくつかありました。今回はコロナのことも一応考えてホテルを選択。
スプリングバンク蒸留所からもグレンスコシア蒸留所からも近く歩いていける範囲です。朝食もスコットランドの伝統的なものからトーストなど自分好みを伝えれば選べます。どちらかというと完全にホテルというよりはゲストハウスにも近い感じで24時間スタッフがいるわけではありません。
飛行機が欠航で急遽バスで着いたときは夜の10時を超えていてスタッフの方は寝ており玄関のドアに書いてある電話番号へ近くの住民の方に掛けてもらって扉を開けてもらいました。
キャンベルタウンに安宿はあるか
他にもホステルを街を歩いていて見つけましたのでご紹介。ただBooking.comやHostelWorldにはそのホテルがなく予約などは直接メールを送る感じになると思います。見つけたのはCampbeltowan Backpackers Bunkhouseというバックパッカーズ。
他にも2つほどユースホステルやホステルがあるようです。どちらもBooking.comには出てこなかったので予約は直メールなどをしてみてください。
スプリングバンク・グレンガイル蒸留所
スプリングバンク・ヘーゼルバーン・ロングロウを造るスプリングバンク蒸留所とキルケランを造るグレンガイル蒸留所は同じ場所にあります。それぞれのツアーの予約は出来ればHPで予約をしておきましょう。そんなに時間をあけずに両方ともうまく参加できるタイムスケジュールになっています。
また朝一で行くと蒸留所限定ボトルのスプリングバンク・ヘーゼルバーン・ロングロウが1人1本だけ買えます。並んでいる可能性が高く本数も少ないので買いたい方は早めに行ってみましょう。スプリングバンク・グレンガイル蒸留所でしか買えないボトルをまとめてみました。
スプリングバンク蒸留所限定ボトル
- スプリングバンク・ヘーゼルバーン・ロングロウ蒸留所限定ボトル(1人1週間ごとに1本しか買えない)
- スプリングバンク・ヘーゼルバーン・ロングロウ・キルケランのハンドフィルボトル(すでにボトリングされています)
- キャンベルタウンモルトフェスティバルの限定ボトル(基本フェス時期のオープンデイに行かなければ手に入らない)
蒸留所限定ボトルはその蒸留所だけでしか売らない限定ボトル。そしてハンドフィルボトルはこちらも蒸留所でしか手に入らない限定ではあるのですが、本来は訪れたお客さんがボトルに詰めることができるというものですが最初からすでにボトリングされているところも多いです。
それぞれの蒸留所ツアー
ツアーはいくつか種類がありますが、僕は10ポンドのものに参加しました。それぞれ人数制限や金額も違ってくるので注意です。内容は当たり前ですがすべて英語です。英語がわからない人はあらかじめ醸造の流れを調べて置くとなんとなくわかる気がします。
スプリングバンク蒸留所のツアーでは最後にスプリングバンク・ヘーゼルバーン・ロングロウのそれぞれ10年から1つだけ試飲ができ、試飲のグラスとスプリングバンクのツアーミニボトルがもらえます。グレンガイル蒸留所ツアーではキルケランを試飲し、グラスとミニボトルがもらえます。
メルカリなんかでは蒸留所限定ボトルがたまにでています。手に入りづらいスプリングバンクもプレ値では売っていて極稀にローカルバーレイなどのレア物もあるのでチェックしてみてもいいかもしれません。
グレンスコシア蒸留所ツアー
グレンスコシア蒸留所のツアーは前日に行って申し込みをしてうまくできましたが出来ればHPで予約をしていきましょう。出来れば55ポンドの方に参加したほうが楽しいです。僕は10ポンドのツアーでしたが周りの方が全員55ポンドのものだったため1人ですが、そのまま55ポンドの方にグレンスコシアのマネージャーさんの計らいで55のものに参加できました。
10ポンドの方は多分蒸留所を巡って終了ですが、55ポンドの方は蒸留所を巡って最後に5種類の樽出しのウイスキーを試飲できました。英語ですがテイスティングの説明もあったりします。
僕が行ったときは蒸留所限定ボトルやハンドフィルボトルはありませんでした。ただキャンベルタウンモルトフェスティバルボトルがあるときはあります。ツアーでミニボトルやグラスはもらえなかったのですがキャンベルタウンの蒸留所の中では一番楽しいツアーでした。
その他のキャンベルタウンの見どころ観光スポット
キャンベルタウンに行く日本人はほど100%ウイスキー目当てだと思いますが、蒸留所以外にもスポットがいくつかあるのでご紹介していきます。
ケイデンヘッド
ウイスキー好きなら知っているボトラーズのケイデンヘッドのショップです。昔はスプリングバンク蒸留所ツアー予約はここで申し込んでいたらしくスプリングバンク蒸留所と深い関係があります。
現在もケイデンヘッドでスプリングバンクのスタッフが出入りしていたので、関係は深いようでキルケラン12年などの通常ボトルなどはこちらでも売っていたりします。ウイスキーだけではなくジンやラムなども置いてありました。そして何よりケイデンヘッドとスプリングバンク蒸留所で買ったボトルはここから日本へ送れます。詳しくは記事にします。
⇒スコットランドでたくさん買ったウイスキー(お酒)を日本へ送りたい!その方法と注意点まとめ
キャンベルタウン・ウォー・メモリアル
ここからウイスキーとは遠のきますが、第二次世界大戦で作戦に使われたキャンベルタウンという名の駆逐艦があったようでその記念碑になります。
街を一望できる見晴らしがいい丘
丘を登ったところに街を一望できる丘があります。時間があって天気が良ければおすすめスポットです。
湾沿いの道
湾沿いの道もおすすめ。そのまま船着き場もみれます。多くの地元民が散歩しているベストプレイスです。
キャンベルタウンからグラスゴーまたはアイラ島へ向かう場合
ウイスキーの旅ですとキャンベルタウンの前にアイラ島へ向かったり、その逆があるかと思います。またグラスゴーへ戻る方などのためにバス情報を載せておきます。
上でも説明したCitylinkでバス時間などは調べることができます。グラスゴーへ行きたい場合は終点まで、アイラ島へ向かいたい場合はケナクレイグ(Kennacraig Ferry)に向かい、そこからフェリーに乗りましょう。
バスは926番のバスで乗り場は
始発は上の場所になりますが、ホテルの一番近いバスストップのタイムスケジュールを見てみて926番があればそこから乗れます。
グラスゴーまでは24.40ポンドでケナクレイグまでは忘れましたが5ポンド程で行けます。ケナクレイグの場所は以下となります。
そこからアイラ島へ向かうフェリーはここでチケットの予約やタイムスケジュールが見れたりしますが、基本フェリー乗り場でチケットは買えるので予約の必要はないと思います。買うときは往復便を買いましょう。もどってくるのに期限はなくいつでもそのチケットで戻ってこられます。
ちなみにフェリーチケットは往復で14.50ポンドでした。
まとめ
ウイスキー好きであれば一度は行きたい街・キャンベルタウン。そこにある3つの蒸留所はどれも素晴らしいものでした。とりあえずイギリスだけでなくヨーロッパは基本ホテルの予約は必須なのでホテルの予約だけはしていきましょう。
またグラスゴーからの飛行機が欠航する可能性もあります。プランBを用意しておきましょう。
各蒸留所のツアー予約もできるだけしましょう。飛び込みだと参加できない可能性もどれも人気蒸留所のためありえます。買いすぎたボトルはケイデンヘッドやスプリングバンク蒸留所で買ったものはケイデンヘッドから日本に送れます。重いものを持ち歩くよりは楽になるので使いたい場合は使いましょう。
他のウイスキー蒸溜所巡りについてはこちらの記事で