スコットランドでウイスキー蒸留所巡りをしたいと思うウイスキーラバーの方は沢山いらっしゃると思います。ウイスキーといえばハイランド・ローランド・アイラ・スペイサイド・キャンベルタウン・アイランズなどありますが拠点となる街がグラスゴーかエディンバラ(エジンバラ)となると思います。
その2つはスコットランド2大都市でグラスゴーはスコットランド最大の都市でエディンバラはロンドンに次ぐ街全体がユネスコ世界遺産の観光都市です。
今回キャンベルタウンとアイラ島でのウイスキー蒸留所巡りの拠点としてグラスゴーを選びエディンバラに行ってきたので、そこの情報をお話していきたいと思います。
⇒スプリングバンク・グレンスコシア蒸留所見学!キャンベルタウンのウイスキー巡り
⇒ピート香るウイスキー好きの聖地・アイラ島での蒸留所巡り情報と注意点
元世界2周したバックパッカーの管理人が社会人パッカーとして旅人目線で情報をお話いたします。今回時間やPCRテストの時間の関係で少ししか回れませんでしたが、この記事でウイスキーに関する2つの都市のことは大体わかります。
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グラスゴーとエディンバラへの行き方
グラスゴーとエディンバラはそれぞれ大きな空港があるため飛行機で行けます。オランダやドバイ・ロンドンなどで乗り継ぎで行く形になるかと思います。
基本的には飛行機は有名な格安航空券比較サイトのスカイスキャナーが使われています。他の格安航空券比較サイトとスカイスキャナーを比べてみた記事も書いてあるので気になる方は御覧ください。
簡易検索できます↓
グラスゴーとエディンバラの基本情報
グラスゴーとエディンバラは両方ともイギリスのため通貨はポンドとなります。ポンドと円の為替はこちら
治安は夏だと大体夜10時くらいまで明るいためか特に危険そうではなかったです。ただグラスゴーは20年くらい前まで治安が相当悪かったらしく街中にもグラフィックがビルや壁に書かれています。またスリなども多いため治安がいいとは言え夜道の独り歩きや大通り以外を歩くのはなるべく控えましょう。
グラスゴーの服装は夏でもジャケットを着ている方も多いですが、晴れると半袖でも行けるくらいの気温にはなります。7月頭で16~20℃くらいの最高気温でした。エディンバラは一日しかいなかったのですが晴れているためか暖かかったです。
日 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
+24° | +30° | +21° | +21° | +19° | +20° |
+13° | +16° | +12° | +11° | +10° | +12° |
どちらにせよ夏とは言え羽織物やジャケットを用意したほうがいいです。一応7月頭の曇りの日のグラスゴー市民の服装がわかる写真を用意しました。
次に晴れた日のエディンバラの7月頭の市民の服装です。
お金の管理は2つの都市とも基本的にデビットカードやクレジットカードなどで支払いができるため、電車やバスなど利用しましたが一度も現金は使っていません。世界2周した旅人がオススメできるお金管理の方法も記事にしているので気になる方は読んでみてください。
そしてすごいのがWifi。大抵街中のどこでもフリーWifiがあり常に電波がある状態を保てたりします。ここまであるとSIMいらないのでは?と思うくらいでした。
グラスゴーのPCRテストの場所
これはコロナ禍での情報となりますが、僕はGLASGOW MEDICAL ROOMSというところで受けました。正直色々調べて都心で受けられるところはここしかないと思います。
ただ僕の英語が悪かったのかメールで予約しようとしたら断られて、直接現地へ行って予約はできたので出来れば足を運んで予約したほうがいいと思います。予約はしたほうがいいです。
ここでPCRテストを受けると予め伝えておいたメールアドレスにメールが夜に来て結果を教えてくれます。その結果と持って再度ここに行き日本のPCRテスト証明書を書いてもらいました。Eメールで結果と証明書を送ってくれても書いて返送するよと言われましたが印刷も面倒だったのでここで書いて印刷してもらいました。
クレジットカードや電子マネーも使えてEメールで重要書類のやり取りで病院ができるってところは本当に便利です。
グラスゴーでのホテル
グラスゴーは大きな都市でバスや地下鉄も網羅しているため特にどの場所がいいというものはないと思います。もちろん中心街に近いほうが便利なのは間違いありませんが。
コロナ禍であることを気にしてドミトリーは今回は避けたため選んだのはこちら
正直オススメではありません。こちらの地図の場所は管理室がある場所で泊まる場所はまた違う場所となります。ここの近くですが。この周辺は中東勢やインド勢が住む場所なのか近くにアラブ系のスーパーマケットやカレーレストラン・ペルシャ料理店があったりします。
Wifiは問題なく使えます。バス・トイレ共用の部屋だと3部屋で一個のバスルームしかないため込みやすいかもしれません。
洗濯機もありますが、イギリスの洗濯機は日本人からすると不思議でキッチンにあり排水口が良くつまるそうで僕が使ったのときも詰まってしまいました。詰まるとまず洗濯機の蓋が排水機しっかりできるまで開かなくなるというトラップがあるため下にあるキャップを外して中の水を抜きましょう。もちろんキッチンがびしゃびしゃになりやすいのでタオルやトレイで水対策しましょう。
大抵コインやボタンなどが詰まってるようです。少し掃除してつまりを排除してから再スタートしましょう。
大都市のためここより安いホテルやホステル(バックパッカーズ)などはありますので自分にあったホテルを探しましょう。Booking.comやHostelWorldなんかはよく使われます。
グラスゴー周りのウイスキー蒸留所巡り
グラスゴーを拠点として見学できるウイスキー蒸留所はたくさんあります。オーバン蒸留所になると少し遠いですが、不可能ではありません。その他にもロッホローモンド・グレンゴイン・リトルミル・オーヘントッシャン・アラン・クライドサイドなどが候補に上がります。
大体バスで行けますが、調べ方としては電波がある状態であればGoogleMapで行きたい場所への経路を調べると乗り継ぎや時間まで出してくれますが、一つ要注意!
スコットランドのバスは遅れやすい
1回は遅れて乗り継ぎを乗り過ごしました。ただそこまで送れることもそんなになかったため気にならない程度のことが多いです。Citylinkでバスの時間などを確認してもいいですがグーグルマップの方が簡単です。
その中で今回訪れることができたのはオーヘントッシャン蒸留所とアラン蒸留所(ロックランザ蒸留所)でしたのでそちらの情報をお話します。
ローランドのオーヘントッシャン蒸溜所
グラスゴーからオーヘントッシャンへはバスや電車で行くことができます。僕が実際に行けた方法は行ったときと帰ってきたときで違いました。つまり何種類か行ける方法があるということです。僕は
- 1Aのバスやセントラル駅からクライドバンク駅へ向かうかクイーンストリート駅からダルミュア駅へ向かう
- クライドバンク駅からだと757やX22のバスでNorth Dalnottar Cemeteryへ行くとすぐそこにオーヘントッシャン蒸溜所
- ダルミュア駅からだと歩いて0.5マイルでオーヘントッシャン蒸溜所
という形でした。他にもバスが沢山有るので様々な方法で行くことが可能です。
ツアーはその日ショップに行って直に予約しましたが事前にHPなどで予約しておいたほうがいいと思います。予約しなかったため1時間半待ちましたがレストランなどはないため少し長かったです。ただWifiはあります。
ツアー自体は他の蒸溜所ツアーと一緒な感じで最後にアメリカンオークとダークオークの試飲と後ろの小さなマグカップがプレゼントで貰えます。アイリッシュの影響で3回蒸留を頑なに守っている蒸溜所とのことでした。
そしてショップはボトルがずらりと他の蒸溜所と同じようにアパレルや小物もあります。
ショップの限定ボトルはありましたがハンドフィルはありませんでした。それにしてもオーヘントッシャンにここまで沢山の種類があることは知りませんでした。オーヘントッシャンはブラックアダーのボトルで飲んだことがあるくらいだったのでまだまだ勉強不足です。
アイランズのアラン蒸留所(ロックランザ蒸留所)
アラン蒸留所はアラン島と言われる場所にある蒸留所で今はロックランザ蒸留所という名前に改名しました。アイラ島にはもう一つ蒸留所がありラッグ蒸留所といい、アラン蒸留所がロックランザ蒸留所とラッグ蒸溜所に分かれたという形になります。ピートを使ったものはラッグ蒸溜所でこれから造っていくとのことでした。
アラン蒸留所への行き方はグラスゴーのセントラル駅から電車でArdrossan Harbour駅まで向かい、そこからフェリーに乗りアラン島へ。そこから324のバスでロックランザ蒸留所へ向かいます。電車とフェリーの時刻表はCalmacのフェリーHPより(こちら)確認できます。
バスは本数が少ないので日帰りの場合は帰る時間もしっかりと把握しておきましょう。
ツアーは時間が合わず参加できませんでした。参加したい人は予約は必須です。ビジターセンターは軽い軽食喫茶が併設しておりWi-Fiも完備しております。
ショップには様々なボトルや小物などが扱ってあります。アランの他にもラッグ蒸溜所のものや他のボトルもありました。ハンドフィルや限定ボトルはないかと思いますが、僕が訪れたときはアランミュージックフェス限定ボトルがありました。一年に一回は行われていて限定ボトルが出ているようです。
エディンバラでのウイスキー蒸留所アトラクション?ウイスキーエクスペリエンス
街全体が世界遺産のエディンバラにもウイスキー縁の場所があります。街中にウイスキーショップが有るのはもちろんですが、体験型のアトラクションもあったりします。それがウイスキーエクスペリエンス
こちらはいくつかのツアーがあり試飲の数で値段が変わってきます。僕は5つ試飲が試せるゴールドチケットを購入しました。
ツアーはウイスキーが造られる過程を乗り物に乗ってアトラクション感で学んだ後、スタッフがスコットランドの各地域のウイスキーについて話すのを聴いて、その中で気になったものを試飲。その後はウイスキーエクスペリエンス自慢のウイスキーボトル棚を見学して終わりです。ゴールド会員はこの後4つの各地域の試飲が楽しめます。
試飲はローランドのオーヘントッシャン、ハイランドのトマーティン、スペイサイドのグレンファークラス、アイラのキルホーマンだったのでツアー内の試飲はそれ以外がおすすめです。
そして嬉しいことに見学は日本語で聞けます。スタッフが喋るのですが、日本語用の端末でイヤホンで聞きながら見学できるので英語ができない方も十分楽しめます。
そしてショップの充実具合も中々のものです。見るだけでも楽しいのでエディンバラに行った際はおすすめのスポットです。
グラスゴーもエディンバラも大都市のため他にも見どころが沢山ありますが、特にエディンバラは古い町並みで歩いているだけでも楽しかったです。ただ一日滞在しただけのため他の観光情報は探ってる時間はありませんでした。
まとめ
グラスゴーとエディンバラはスコットランドの中でも、イギリスの中でも大きな観光名所の重要都市です。その中でウイスキー蒸留所巡りの拠点ともなる街なので情報は必須です。
グラスゴーとエディンバラは24時間15分だか30分ごとにバスが出ているのでとても便利です。片道で9ポンドくらいで2時間でつくのでどちらかの都市に滞在しても違う都市にも行きやすいです。
今回訪れたオーヘントッシャン蒸溜所・アラン蒸留所の他にもグラスゴーの周りには沢山の蒸溜所があるのでツアー時間やバス時間、休みの日などをチェックして行きましょう。
他のウイスキー蒸溜所巡りの記事はこちらへ