2023年6月~7月にかけてインドに行ってきました。インドでも特に現地のインド人にも人気が高い観光地ラダック地方。レーという街が中心地になりますが今回調べていったにも関わらず変わっていたこともありますので情報をまとめていきます。
とはいえインドは例えインドの公務員の方でも人によって、時期によってなど流動的に変わっていくことが特に多い国なので変わっていることがあれば教えていただけましたら幸いです。
元世界2周したバックパッカーでサラリーマンに戻っても定期的に海外に飛び出してしまうリーマンパッカーの管理人が直接現地で掴んだ情報を発信していきます。
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まずはインド旅行への注意点
ラダック地方はインドなので、まずはインド旅についての情報をまとめます。大きく分けると
- インドへの航空券はSkyscanner?
- インド国内の航空券はMyTripアプリ一択
- 日本人でもVISAは必要!e-VISAが便利
- 現地人はPaypayのような電子決済!でも日本人は難易度高め
- 電話するならSim購入、ネットだけでいいならAiralo
- 移動はUberかOla
となっています。詳しく説明していきます。
インドへの航空券はSkyscanner(スカイスキャナー)一択?
定番の格安航空券を探せる便利なサイト「Skyscanner」。航空券を探すにはこれ一択と思いきや、最近スカイスキャナーでも怪しい航空券サイトが表示されてしまうという事案が起きています。
スカイスキャナーの検索結果で出てくる
- Gotogate
- eDreams
のサイトは表示されても買わないようにしましょう。
ここでも出ているTrip.com は僕も長年愛用していて最安でも2,3番目に安い状態でも出てくることが多いので最初からここで買うのもいいかもしれません。マイページでパスポート番号や名前など登録もできるので登録しておいてもいいと思います。
インド国内航空券はMakeMyTrip
インド国内を飛行機で移動する場合はMakeMyTripというサイトで航空券を買いましょう。スマホアプリもあります。
メールでウェブチェックインもできるのでやっておくと移動もスムーズにできるのでだいぶ楽です。
僕は6,7月の航空券を買ったのですが、変動が激しく例えばレー行きが4月は8000円くらいのものが5月には2万円を超えていたりしていました。でも5月後半には15000円くらいになっていたり・・・
安い時にまとめて買いましょう。またインド人専用値段もあったりするので、それは買えません。最後にインドの住所と郵便番号を記入するところがありますが、たとえ取ってなくても適当にホテルの住所を書いておけばOKです。
日本人でもVISAは必要!e-VISAが便利
インド入国へはビザが必要となります。日本人は
- アライバルビザ
- インターネット事前申込ビザ
の2種類があります。
アライバルビザとは空港に降り立ったときに事前に記入した用紙を提出してお金(今は2000ルピー)を払って習得するビザです。ただ対象空港はデリー、ベンガルール、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、ハイデラバードのみなので注意です。用紙はこちらからとれます→https://www.jal.co.jp/info/inter/pdf/Annexure-I.pdf
インターネット事前ビザは予めインターネットで記入し申し込み、それをプリントして持っていけばOKです。現在25ドル。ここから申請できます→https://www.tokutenryoko.com/service/visa/133
インドでの支払いは現金?カード?電子決済?
インド在住の現地人はPayTmやGooglePayなどで払っています。ただこれには+91で始まるインドの電話番号とインド発行のクレジットカードが必要になるため中々難易度が高いです。
なので基本的には現金でのやり取りになります。ただインドでも値段が高めのお店やレストラン、ホテルなどではVISAPaywaveなどカードも使えるところもありますが期待はやめましょう。
インドでのWifiやSim
今回僕が行った街はレー・グワハーディー・ジョルハート・バンガロール(ベンガルール)の4つですがどこもWifiはそれなりの速さがありました。ただ今の時代Wifiが通じないところでもネットは必須。方法としては現在
- 現地でSIMを買ってスマホに入れる
- e-SIMを日本で買っておく
というのが主流です。最近のスマホは大丈夫だと思いますがSIMロック解除は必須です。
ですので旅おなじみのデータローミングアプリの「Airalo」で事前にe-Simを事前に買っておきました。e-SIMは日本で買えて現地に行ったらその回線とデータローミングをONにするだけで使えます。
ただairaloはデータローミングのみで電話番号はもらえますが、電話やSMSはできませんので注意。そしてインド用を買っても+65のシンガポール電話番号になります。データだけなので関係ありませんが。
そしてレーは山すぎて使えません!これは後ほど対策を話します。
現地での小移動はタクシー?Uber?
日本では馴染みにあるUberEatsですが、海外では基本的に配車アプリです。Uberでタクシーや車を呼んで行き先まで送ってもらいます。基本は登録してあるカードで支払いますが、インドは現金払いです。
Uberと同じようなOlaというアプリが主流ですが、車が来るまで時間がかかるので急いでいる場合はタクシーにUberなどの値段を見せて交渉しましょう、Uberより安くなることはありますが、近い金額までは行きます。
ただ基本評価があるので金額を守りますが、インドでは表示金額で行かない人もいるのでちゃんと確認しましょう。
インド旅の基本
- Skyscannerは危ないチケット購入サイトもある
- インド国内の航空券はMyTripアプリ一択、値段変動に注意
- 日本人でもVISAは必要!e-VISAが便利
- 基本現金での支払いだけど高級なとこはカードが使えるかも
- e-SIMはAiraloで用意しておこう、ただ電話はできないしレーでは使えない
- 移動はUberかOlaだけどタクシー交渉でもいい
インド?チベット?ラダック地方への観光注意点まとめ
上のインドでの注意点を頭に入れたところで次はインド山奥のラダック地方観光についてお話していきます。インドとはいえど中々特殊な場所でもあるのでラダックへの旅行を考えている方は読んでおきましょう。
レーの街の基本情報治安や気候
ラダック地方の観光ベストシーズンは6~9月と言われていて、8月は名産のアプリコットの収穫期でもあるようです。逆に冬場は観光地の人さえ地元に帰るといっているほど人が少なく激寒の氷点下になるとのこと。
6月から9月までは最高気温が18~25度、最低気温が5~10度ほどなので昼はともかく夜はレーの街はパーカーやライトダウン、ヌブラやパンゴンなどはライトダウンやアウトドアジャケットを用意するのがオオスメ。僕はパンゴン湖で雨になって気温が下がり寒すぎてヤバかったです。
ただ日差し・乾燥がすごいので日焼け止めやリップクリームは必須、薬屋でも買えます。
治安はレーの街や田舎の村なども基本的にかなりよく、危ないことやインド特有の異常な金額をふっかけてくるというのはないですが、山奥のため基本的に物価は高いため1,2回は値下げ交渉と他の店回りは必須。それで他の街より高くても適正価格でしょう。
ATMや両替屋はレーにはたくさんありますが村などにはないことが多いのでレーでお金を用意しましょう。
ラダック地方レーの街への行き方
ラダックの中心の街はレーという街になり、そこを拠点として観光をすることになりますが、レーへの行き方は
- デリーからレーへ3日かけてのバス
- デリー空港から2時間ほどでレー空港へ
という2つの方法になります。
バスでの移動はオールド・デリーのISBTバスターミナルから出ています
1000キロほどありますので、3日もかかりますが2000ルピーほどで行けるようです。バスでいっても高山病になった人もいるので高山病にならないわけではないですが、かなりいい体験だと言ってました。とはいえ冬の間は山岳部のためレーの道は閉ざされています。その場合は飛行機一択です。
飛行機は2時間ほどでレーの街へつくので非常に楽です。時間がない場合や特にバス旅を体験しなくてもいい場合はこちらでいいでしょう。
空港⇔レーの街移動
空港と街への移動手段は
- タクシー
- バス
の2種類があります。
空港から街へのタクシーは550ルピー。これは交渉などではなく空港のタクシー管理人が決めている値段で交渉は不可です。おそらく街から空港へも同じか少し安いくらいでしょう。
また空港出入り口まで歩きバスに乗り20ルピーで街へ行く方法もあります、レー方向へ向かうバスならレー行きだと思いますが運転手に聞きましょう。街から空港へ向かう場合はレーゲート(下の場所)からSkalzangling行きに乗れば20ルピーで空港へいけます。
高山病対策!ラダックへ行く場合は必須
高山地区にしばらく行ってない場合高山病はほぼなるでしょう。レーの街は3650mの場所にあり、バスで行く場合や観光でヌブラ渓谷へ向かう場合は5000mを超える場所を通ります。高山病は山酔いと言われるので二日酔いに似た症状でひどい場合は寝たきりになります。
基本対策は
- レーについたらできるだけ体を動かさないでゆっくりと行動
- 水分をよく摂る
- 昼寝をしない(呼吸が浅くなる)
- 呼吸を意識して増やす
その対策として高山病の薬として「Diamox」(ダイアモックス)というものがあります。高所に行くまえから対策として半錠を朝、夕と1日前から飲んで置くのが必須なのでデリー滞在時に飲んでおきましょう。
手に入らなかった場合はレーの街の薬屋でも買えます。高山病の症状が出たら1錠を朝・夕と飲みましょう。あとは水分をよく摂りましょう。薬屋でポカリの粉状のようなものも売っていますので水分吸収を助けてくれます。
レーは通常インドSIMが通じないのでレーのAirtelでSIMを買おう
上でもあげたairaloはデータローミングのみですが、こちらもデリーなどでSIMを買ったとしてもレーでは使えません。スマホをWifi以外で使いたい場合レーではSIMを買う必要があります。もちろん電話可能でインドの電話番号も手に入ります。
レーの街では以下の場所で購入ができます。
Airtelのお店ですが、多分いつ行っても西洋人が中で待っているのでわかりやすいと思います。メインストリートからこのairtel看板がある路地に入っていくとあります。
いくつかairtelのお店がありますが奥から2番めのここへ
手順は並んでカウンターの人に声をかけましょう、大変そうなので声をかけないと忘れられることもありますがタイミングを読んであげましょう。
ちなみにこのお店はWifiもあります。手順は
- 写真を取られる
- パスポートを渡す
- 店員さんがVISAナンバーやパスポートナンバーなどを登録
- AirtelのSimをスマホにセット
- 店員さんが設定をいじるので設定表示を英語にしておきましょう
- 渡されたら設定を自分でも確認して再起動
- お金500ルピーを渡して終了
といった感じでした。設定は
iphoneの場合設定のモバイル通信→SIMからAirtelで新しく入れたものを選択→この回線をオンとデータローミングを両方ONにして、スマホを再起動して終了です。
レーの街以外の観光は許可証が必要な場合が多い
ヌブラ渓谷、パンゴンレイク、ラマユルなどに行く場合は許可証(パーミッション)が必要となります。そのパーミッションはツアー会社で600ルピーで半日くらいで発行可能ですので、それらに行く場合は必ず発行しましょう。
またヌブラ渓谷やパンゴンレイクなどは許可証をもっていても2人以上でないとチェックポイントを通過できないのでバイクで行くよりはツアーに参加したほうがいいと思います。まぁチェックポイントをすり抜けることもできそうですが、日本人としてやめましょう。
ヌブラ渓谷・パンゴンレイクセットの2泊3日ツアーがあるのがそれが一番オススメです。1人でも参加できて人数で車一台と運転手代を割る計算で5-6人でツアーに行きます。途中のご飯や宿は別途料金で探す必要があります。僕の場合は5人集まって1人4260ルピーでした。
僕が調べたときはラマユルはパーミッションなしで行けるとの話でしたが、パーミッションの提出をチェックポイントで求められました。人や時期によっても変わる可能性はありますが用意しておきましょう。でも1人で大丈夫でした。
パーミッションを発行してもらったら5枚くらいコピーしておくと便利かもしれません。
レーの街でバイクレンタル
レーでバイクレンタルができるお店はかなり多いです。一番人気はロイヤルエンフィールドというバイクのようですが400cc以上です。
レンタル屋に聞いたらヌブラ渓谷やパンゴンレイクなど遠出や山越えが多い場合はこれらのバイクが言いそうですが、ゴンパと言われるお寺参りやアルチやラマユルに行くぐらいであればスクーター125ccで大丈夫とのことでした。
実際僕もスクーターでラマユル、アルチを周遊しました。バイクのレンタル代は街全体で決まっているのですが値下げが必ずできます。スクーターは基本1日1100ルピーですが、3日借りるからと言って800ルピーにしてもらいました。
中には700まで下げた人もいました。お店周りと値下げは必ずしましょう。ただ荒野の道で曇りや雨だと最悪なのでジャケットや防寒着は必須です。
まとめ
インドの人気観光地レーでの注意点をまとめました。ついでにインドの基本観光注意点もまとめましたので一応すべて頭に入れてから観光をおすすめします。特にレーは
- 高山病対策
- 寒さ対策
- 許可証
- SIM
についてはよく読んでおいてください。
次からは実際に旅した記録を小ネタ情報を挟みながらお話していきます。