インド 茶園の旅

最高の紅茶を求めてインド・アッサム州の街グワーハーティーとジョルハート旅

※この記事はプロモーションを含みます。

紅茶好きの人であればインドがどれだけ紅茶で有名かわかるはずです。もちろん紅茶が好きでなくてもダージリンやアッサムという紅茶は聞いたことがあることでしょう。ダージリンもアッサムもインドの場所の名前です。

ただダージリンは町の名前ですが、アッサムというは州の名前になります。他にもニルギリやシッキムなど山や地域の名前が紅茶にそのままついています。今回はそんなアッサム州のゴウハティ(グワハーディ・グワーハーティー)とジョルハート(ジョルハット)の2つの街を紅茶を求めて旅をしてきたのでその情報をまとめます。

アッサム州といえば実はインドサイやベンガルトラなどを見れるかもしれないインドゾウに乗って歩くサファリがとても有名ですが、それはネパールなどでも体験できるため今回はほぼ紅茶情報に絞っています。

世界2周してダージリンやマレーシア、ネパールで茶園を旅し、ロシア、ポルトガルなど日本ではあまり買えない紅茶を求めて旅した紅茶好きバックパッカーの管理人がアッサムでの紅茶旅をレポートします。

[outline]

アッサム州で茶園に行きたい場合

ジョルハートの茶園

これは中々難しいです。もちろん茶園を見るだけなら簡単です。ジョルハートの街は周りにたくさん茶園がありそこを通れば茶園やお茶を摘んでいる人も見ることができます。ただそれ以上が難しい。僕が得た情報をまとめると

  • 茶園を求めるなら中心の街はジョルハート
  • 紅茶を求める場合ジョルハートのトクライ・ティー・リサーチ・インスティテュートにいっても無意味
  • 茶園オーナーがやっているホテルがあり茶園内にあるため見学可能
  • いきなり茶園工場に行っても見学はできない

といった感じになります。簡単に説明していきます。

茶園見学ならジョルハート

アッサムの入り口はゴウハティ(グワハーディ)となります。ジョルハートに直接行ける空港もありますが、基本的にはゴウハティからジョルハートへ乗り継ぎをする必要があります。

ジョルハートにある紅茶研究所がある

トクライ・ティー・リサーチ・インスティテュートという紅茶研究所

そのジョルハートにはトクライ・ティー・リサーチ・インスティテュートという紅茶研究所があります。図書館にはお茶に関する世界中の本があり、研究員が様々な研究を日々しているはずです(ぱっと見はのんびりと暇そうに見える)。

ただそこへ行ったとしても紅茶の購入や茶園の情報は何一つ手に入りません。茶葉の生育やデータなどを扱っている感じで僕が話した研究員はシロアリの研究をしていると行っていました(お茶の木をだめにするかららしい)。僕以外にも日本人が紅茶の情報を求めているそうですが、ここでは手に入りません。

茶園オーナーが経営しているヘリテージホテル

数少ない情報でジョルハートの茶園オーナーのやっている茶園の真ん中に貼っているホテルに泊まったという情報がありました。Welcome Heritage Banyan Groveというホテルのようですが、その人はお茶に興味はあまりないようで工場見学などができるかは不明。紅茶専門店の日本人オーナーが同じような所に泊まって工場見学をしていたという情報もありましたがホテル名は不明でした。

なので茶園にHPから直接アポを取ってみればもしかしたらできるかもしれませんが、僕はすでにジョルハートに着いた後だったので時間的にもどうしようもなかったです。そこでホテルに茶園ツアー(1日タクシーチャーター)を頼んだのですが、英語が訛りすぎているのかヒンドゥーを混ぜているからか意味が分からずうまく交渉できませんでした。

とりあえずでジョルハートへ行くと茶園見るくらいで精一杯

ジョルハートの茶園

結果茶園を車で回って終わり。工場へ行ってもらい自分で交渉もしましたが見学不可でした。ダージリンは茶園に行ってしまえばなんとかなりましたが、アッサムは難しいようです。ホテルの人にも許可がいると言われ、当たり前ですがいきなりは無理と言われました。

茶葉を買うなら断然ゴウハティとおすすめの茶葉専門店

茶園見学ができないとなるといい茶葉を求めての茶葉専門店歩きとなります。基本的には大体の茶葉はコルカタのオークションにかけられるためにコルカタに行くとは思いますが、幾つかのいい茶葉を扱うお店はちゃんと仕入れています。

そしてここが重要なのですが、

茶園が周りに多いのはジョルハートだが買うならゴウハティ

です。これはゴウハティでもジョルハートでも茶葉専門店を練り歩いた結果導き出した答えです。詳しく説明していきます。

ジョルハートの茶葉専門店はCTC茶葉ばかり

ジョルハートの茶葉専門店を幾つも回ったのですが、基本的にCTC製法のアッサム茶しか扱っていなかったです。もちろんCTC=良いお茶ではないというわけではありませんが、大体のそのまま茶葉をたのしめるアッサムティーは基本リーフで茶葉を売っています。

ですのでCTCの茶葉しかないところばかりだったジョルハートの茶葉専門店は、あまりいい茶葉をおいていないのかなという感じです。ジョルハートでいい茶葉を買うのは諦めましょう。

おすすめのゴウハティの茶葉専門店

Jalan's茶葉専門店

ゴウハティでも幾つかの茶葉専門店を回りました。その中で一番におすすめできるのが

Jalan's茶葉専門店

最初に訪れたときはお爺さんが相手をしてくれて数も少なかったのですが、一時間後にいい茶葉が入ってくるからまたおいでと言ってくれて、他の茶葉専門店を周ってまた言ってみると今度は若いスタッフがグーグル翻訳を使いながら色々説明してくれました。

入ってきた良いお茶はダージリンとアッサムの中間のような味と紹介された「Donyipolo茶園」という農園のものでした。セカンドフラッシュとのことでしたがミルク入れなくても風味が豊かで、ダージリンのマスカテルフレーバーのニュアンスも確かに感じることができる、今まで飲んだアッサムを凌駕する最高のお茶でした。100gで1500ルピーくらいという現地価格で2つ購入しました。

他にも「Dejoo茶園」のいい白茶があるから、絶対オススメといわれ100g2000ルピーくらいでした。まだ飲んではないのですが、色々話したそのショップのオーナーが特別に入ったお茶で是非というくらいなので信じて購入。

右がダージリン、左がアッサムDonyipolo茶園

Donyipolo茶園の試飲ともう一つ国際お茶の日のためのみに作られたダージリンを飲ませていただきました。それは売り物ではなくツテで仕入れたものだそうです。正直今までで飲んだ紅茶の中で一番でした。フローラルな方のダージリンで口いっぱいフレーバーが広がり、軽やかなものの飲んだ後もずっと余韻が続く程にしっかりとダージリンを感じられるものでした。

購入品もおすすめの淹れ方も書いてくれます。

他にも2箇所回りました。一つは最初から目をつけていたのですが、入ったら忙しそうでとりあえず最高のアッサムをくれといってお茶だけ買って退散。購入場所は「Assam tea traders」。

シールムという農園(忙しそうで確認ができなかった)のアッサムティーを購入しました。確か100gで1000ルピーほど。インド人には珍しく忙しそうであまり時間を取らせるのも悪いなといった形でした。詳しそうだし、色々なお茶もあったみたいでもっと話したかった。

そして最後にいったのがポツンとあった下の地図の場所の隣りにあった「ANNAPURNA TEA COMPANY」。

ただ残念なことにバイト?の子しかおらず、色々聞いても全く紅茶についてしらない子でした。なので一番いいアッサムティーをくれといって買ってきたのですが、日本に帰って飲んでみたらダージリンでした。オーナーさんがいたら話してみたかった。

ゴウハティの歩き方

ここでアッサムの中心の街ゴウハティのついての情報をまとめていきます。

  • 空港から街へ
  • 宿
  • おすすめ観光スポット

の3つについてお話します。

ゴウハティ空港と街の中心部の移動

今回は夜遅くと朝早くに空港往復をしたため、バスなどを調べることはできませんでした。ゴウハティから中心までは乗合タクシーで600ルピー、朝空港まではウーバーで500ルピーで移動できました。結構中心部と空港は40~50分程車でも掛かるので、それくらいでしょう。

宿

今回はおすすめといえる宿ではないのですが、Kanak Laxmi Villaを紹介です。

一晩1000ルピーでシングル、共同バスでシャワー冷水。Wifiはバッチリです。ゴウハティはどこを中心地を言えばいいのかわからないのですが、おすすめ観光スポットであるカマッキャ寺院からは離れています。

場所が分かりづらく2Fにあるのですが、看板もなにもないのでとりあえずチャイムを鳴らすしかないです。

おすすめの観光スポット

カマッキャ寺院

宿の人に聞いたおすすめのスポットはカマッキャ寺院とユーマナンダ寺院でした。ユーマナンダ寺院は川の島にあるため行かなかったのですが、カマッキャ寺院は行ってきました。

山上にあるのですが、そこまではバスでいけます。そこからは階段を登っていけば着くのですが、真夏に登ってしまったため汗だくになってしまいました。

古代遺跡みたいですが350年ほどの歴史だとのこと。女神カーマキャを祀る最古かつ最も尊敬されるタントラ修行の中心地だそうです。女性が多かった気がするのはそのせいでしょうか。

ジョルハートの歩き方

ジョルハートは宿が大変でした。SPOT ON Gyan Regencyという場所を予約していったら違う宿になっているはインド人しか泊めない(ヒンドゥー教しか泊めないとかはたまにある)と言われたりして大変でした。

元々SPOT ON Gyan Regencyという宿はOYOというところが運営していたみたいですが、同じ場所に似たような名前のGyan Regencyという宿になっています。最初は900ルピーで泊まれると行っていたのですが、インド人オンリーに途中で変わりました。

基本ジョルハートは街から離れたホテルに泊まる感じになると思います。そこで急遽泊まったのが

Wings THE PRIDE

一泊1792ルピーでルームサービスもあります。英語を喋れるスタッフもいるのでちょっと高級ですが過ごしやすかったです。Wifi、ホットシャワー完備でお金をつかっていいならおすすめです。

他に特におすすめできるスポットはありません。ちなみに茶園をみるだけならタクシーをチャーターしなくても周りに茶園があるため向えば見れます。

空港から街へはトゥクトゥクかタクシーしかないかと思います。空港も少し離れているため500~700ルピーくらいタクシーでかかります。トゥクトゥクで200ルピーでも行けましたが少しやりすぎてしまったなぁと思います。

まとめ

今回はインド・アッサム州での紅茶好きが紅茶旅をするための情報を書きました。正直ほぼ情報がつかめなくて自分の足で取っていったので、効率も悪く難しかったです。

アッサムの茶園へのアプローチは茶園オーナーホテルか予め電話などで茶園にアプローチをかけて置くのが大切かと思います。もう少し調べてから茶園にメールなどを送ってから行くのが大切でした。

インドの基本情報はこちらの記事へ

-インド, 茶園の旅
-, , , , , , , ,